縮毛矯正: ダメージレスでサラサラ髪に変身

縮毛矯正は、クセやうねりを抑えて、なめらかで扱いやすい髪に仕上げる技術です。しかし、不適切な方法では髪にダメージを与えてしまうことも。今日は、ダメージを最小限に抑えつつ、理想のサラサラ髪に近づけるためのポイントをご紹介します。

1. 事前の髪の状態チェック

縮毛矯正を行う前には、髪の健康状態をしっかりとチェックすることが重要です。特に、既にカラーリングをしている場合や、過去にパーマ、酸熱トリートメント、髪質改善などの施術を受けた髪は注意が必要です。髪が極端にダメージを受けている場合は、根本の伸びてきているリタッチ部分には矯正剤を塗布、ダメージの部分にはトリートメントを塗布するなど処置が必要です。

2. 高アルカリでの矯正技術を避ける

アルカリのph値が高い矯正は髪にダメージを与える主要因の一つです。最近の矯正技術では、従来の矯正剤とは違って、中性〜弱酸性の薬剤でも還元力を高く調合して、効果的に髪をまっすぐにする方法が開発されています。ネオメテオ縮毛矯正は画期的な矯正のシステムだと思います。これにより、髪を無駄に膨張させることもなく、ダメージを大幅に減らし、髪の健康を保ちながら矯正を行うことが可能です。

ストレートに飽きてきたら、デジパーを緩くふわっとかけることも可能です。他店で高アルカリで施術した経歴が毛先に残っている髪は不可能です。

3. トリートメントとの併用

縮毛矯正のプロセス中に、トリートメント剤を使用することで、髪に必要な栄養を補いながら矯正を行います。これは、髪の内部に水分や栄養を閉じ込め、外部からのダメージを防ぐ助けとなります。また、矯正後のホームケアにもこだわり、質の高いトリートメント剤を定期的に使用することが大切です。

4. カスタマイズされた矯正プラン

お客様一人ひとりの髪質、髪の状態、希望するスタイルに応じて、矯正プランをカスタマイズすることが重要です。薬剤も、個々に合わせて調合をするのは当然です。

また、全頭矯正ではなく、部分的に矯正を施すことも一つの方法です。特に顔周りや最も気になる部分だけを集中的に処理することも可能ですし、ストデジ(ストカール)で、毛先にはデジパーを、ハチから上の根本には縮毛矯正をかけて、自然な仕上がりとスタイルデザインの幅も広げながら、ダメージの低減が可能になります。

5. 正確なアフターケア

縮毛矯正後のアフターケアは、美しい仕上がりを長持ちさせるために欠かせません。サロンで推奨されるシャンプー、コンディショナー、トリートメントを使用し、熱から髪を守るために低温設定のドライヤーや、熱保護オイルを活用することが効果的です。

乾かす前のアウトバスは

リトルサイエンティストの、リケラエマルジョン
最近出ました、Noahオイル

以上がオススメです。

これらのポイントを踏まえ、適切な縮毛矯正を行うことで、髪は健康で美しく保たれ、理想のサラサラヘアを実現することができます。

ダメージを恐れず、自信を持って矯正を楽しんでいただければと思います。

美容師として、お客様一人ひとりの髪の美しさを引き出すお手伝いをさせていただけることに感謝しています。

デジタルパーマで理想のウェーブを手に入れるコツ

美容業界に足を踏み入れてから30年が経ち、数え切れないほどのヘアスタイルを手がけてきました。その中でも、デジタルパーマはお客様からの人気が高く、理想的なウェーブスタイルを提供することができる非常に効果的な技術です。今回は、デジタルパーマを成功させるためのいくつかのコツをお伝えします。

1. 髪の状態を理解する

デジタルパーマをかける前に、まずはお客様の髪の健康状態を把握することが大切です。傷んでいる髪や極度に乾燥している髪には、パーマをかける前に適切な処理をを行い、髪を健康な状態に整えることが重要です。理想的なカールを得るためには、髪が最適な状態であることが必須です。

僕が行う時は、メテオクリームを使って、髪をリセットしながらケラチンやCMCなどのタンパク質をたっぷり入れてから、薬剤塗布をしています。

2. パーマの種類を選ぶ

デジタルパーマは、従来のコールドパーマと異なり、熱を利用して髪に柔らかく自然なウェーブをつけます。このため、どのようなウェーブが好みか、どの程度の持続性を望むかに応じて、パーマの種類を選ぶことができます。お客様の理想に近づく最適なスタイルを選択しましょう。

昔のように、アルカリ縮毛矯正の薬剤を使用しません。髪が柔らかくふんわりなるように、弱酸性〜中性の薬剤で、しっかり還元できるように、僕自身で薬剤を調合して髪質とデザインに合わせて行います。

3. パーマの前後のケア

デジタルパーマは、適切なケアが必要です。パーマ前には、保湿と栄養をたっぷり含んだトリートメントを施すことで、髪の毛を保護します。パーマ後は、専用のシャンプーやコンディショナーを使い、カールを保持しながら髪の毛を健康に保つことが重要です。また、高温のスタイリングツールの使用は避け、根本はしっかり乾かして毛先は保湿をしてから自然乾燥で良い場合が多いです。

4. スタイリングのコツ

デジタルパーマ後のスタイリングは、できるだけ手をかけずに自然な形を活かすことがポイントです。ウェットな状態でスタイリング剤をもみ込み、指でカールを整えながら乾かします。無造作なウェーブが魅力の一つであり、オーバースタイリングはカールの美しさを損ねる原因になることもあります。

5. 定期的なメンテナンス

デジタルパーマは、時間とともに徐々に落ち着いていきます。理想的なウェーブを長持ちさせるためには、定期的に美容室を訪れ、髪の状態をチェックしてもらうことが大切です。カールのリフレッシュや、必要に応じてトリートメントを追加することで、常に美しいウェーブを保つことができます。

デジタルパーマは適切なケアとメンテナンスを行うことで、日々のスタイリングが楽になり、さらには多くのスタイルバリエーションを楽しむことができます。これらのコツを活用して、理想のウェーブヘアを手に入れてください。

【美容師向け】究極のカットテクニック

美容師として長年のキャリアを積んできた私から、これから美容業界で歩みを進めようとしている若手美容師の皆さんへ、カットテクニックのいくつかの重要なポイントを共有したいと思います!

美容師として成功するためには、単に技術を学ぶだけでなく、それをどのように活用するかが重要です。

1. コンサルテーションの重要性

成功するカットは、優れたコンサルテーションから始まります。お客様の希望、生活様式、髪の悩みを深く理解することが、最適なスタイルを提供するための第一歩です。お客様の話に耳を傾け、質問を通じてニーズを引き出しましょう。

お客様に憑依するくらいに、何を求めていて、何に困っているのかを相手の立場になって考える力が必要です。

2. 基本に忠実であること

すべてのカットテクニックの基礎となるのは、正確なセクショニングとコントロールです。基本的なセクション分けをマスターし、髪の毛一本一本をコントロールすることが、洗練されたスタイルを創り出す鍵となります。

スキバサミを多用して、その時だけ収まればいいなんて仕事をしていては駄目だと思います。穴だらけにして「小顔矯正カット」なんていうステップボ〇ンカットではなく、正確にカットラインを作ることが手入れもしやすく長持ちするカットです。

3. 髪の質感を生かす

髪の質感とは、その人の個性の一部です。細い髪、太い髪、カールが強い髪など、様々な髪質を理解し、それぞれの特性を生かしたカットを心がけましょう。テクスチャリングやレイヤリングなどの技術を駆使して、髪質に合わせたスタイルを提案することが重要です。

今は薬剤が進化しているので、テクスチャを変えて行くメテオシリーズのトリートメントや縮毛矯正で自然に柔らかく髪質を変えていくのもありだと思います。

4. 顔の形との調和

顔の形は、カットのスタイルを決定する上で非常に重要な要素です。顔の形に合わせてフレームワークを設計することで、お客様の魅力を最大限に引き出すことができます。例えば、丸い顔には縦のラインを強調するスタイルが適しているなど、顔の形に合わせたアプローチを取りましょう。

縦と横の比率も重要です。黄金比や大和比の比率を考えながら、縦の長さをカットするなど、どうしてそこでカットしたのか説明がつかないと、行き当たりばったりの仕事になってしまいます。

結果には必ず理由があります。

5. ドライカットの活用

ウェットカットが基本であることは間違いありませんが、ドライカットを活用することで、より精密なカットが可能になります。特に最終的な形を整える際にドライカットを取り入れることで、自然な落ち感や動きを創り出すことができます。

時間に余裕がないと、ドライカットまですすめません。料金の安い理美容室は時間との闘いなので、どうしても速さが求められます。10分や15分でカットを終わらせるためには、ドライカットなんてしている暇はないかもしれません。

今後、美容業界の発展を考えるのであれば、きちんとした時間をかけて、正しい仕事をして、きちんとした料金を頂く。スキバサミで誤魔化した仕事をして短時間で仕上げて安い料金で営業をするスタイルは、若手の美容師さんの離職率をあげるだけです。

6. 継続的な練習と学習

技術は一朝一夕に身につくものではありません。日々の練習を通じて、自分の技術を磨き上げることが大切です。また、業界のトレンドや新しい技術に常にアンテナを張り、学び続ける姿勢も重要です。

経験年数が何十年経とうが、講習会に参加して、今の技術やアイデアを吸収しないと、田舎のパーマ屋さんで終わってしまいます。

30年以上美容師をやっていますが、いまだに人形の頭と毛束で練習や実験をする時間を作っています。

7. クリエイティビティの追求

最後に、美容師としてのクリエイティビティを大切にしてください。技術は基本ですが、それをどのように組み合わせ、新しいスタイルを創り出すかが、美容師としての個性を際立たせます。お客様とのコラボレーションを通じて、一緒に新しいスタイルを創り上げることに喜びを感じてください。

さらに、若い20歳代の美容師さんの技術やアイデアも、吸収することがたくさんあります。知ったかぶりをしないで、素直に質問して学んでいくことも忘れてはいけません。

これらは私が長年にわたって実践し、若手美容師の皆さんに伝えたい究極のカットテクニックの一部です。これらのポイントを日々の業務に活かしていただければ幸いです。

美容業界での成功と成長を心から願っています。

銀座界隈で流行っているメテオカラーって何ですか?

メテオカラーは、髪質改善とカラーリングを同時に行える最新の美容技術です。

けっこう作業行程が複雑なので、使用する薬剤もたくさんあるのですが、かなり使いこなせるようになってきました!

札幌のお客様にも好評で、良い結果が出ていますし、トリートメント効果も長持ちもするようです!

この技術は、特定の成分を用いて髪の内部構造を改善しつつ、髪色を美しく染め上げることができます。

主な成分にはグリオキシル酸やレブリン酸などが含まれ、酸熱トリートメントに使われる有効成分です。これらが髪にツヤを与え、柔軟性を高める効果をもたらします。

メテオカラーの大きな魅力は、ツヤ感と髪のまとまりが増す点にあります。
ぜひとも「メテオカラー」「メテオトリートメント」などでGoogleなどで検索してみて下さい!

施術後は、髪が柔らかくなり、見た目にもツヤやコシが出て、より健康的な印象を与えることができます。

また、トリートメント効果により、カラーの持続性も高まり、色落ちも防いでくれるようです。

これまでのトリートメントでは髪が硬くなることがありましたが、メテオカラーではそのような問題も解消されています。

写真は79歳の僕の母親の髪にメテオ・カラーを施術してみました。

しかし、いくつかのデメリットもあります。施術費用が高めである点、施術可能なサロンがまだ多くない点が挙げられます。

高品質な成分を使用しているため、価格が高くなるのは避けられない側面もありますが、その分、髪への効果は大きいと言えるでしょう。

繰り返し白髪染めをしている髪や、エイジングケアが気になってきた方には、メテオカラーを是非とも体験して頂きたいと思います。

メテオカラーは、メテオトリートメント(髪質改善)も同時に施術します。

もっと成分がたっぷり入った、メテオ・アルカリ酸熱トリートメント、ネオメテオ縮毛矯正なんかもあり、これからは「メテオ」ブームがきそうです!

上の写真は、母の髪のBeforeです。

【注意】

酸熱トリートメントの成分が入っているので、最後にアイロンをあてて、水抜きをする行程があります。よって仕上がりはサラサラですが、パーマ液は一切入っていないので、クセ毛の髪は1度シャンプーをすると、クセはジックリ戻り、まっすぐにはなりません(クセ毛でお悩みの方はネオメテオ縮毛矯正がオススメです)。TOKIO(5ステップ)トリートメントよりは、メテオカラーの方が断然、柔らかさと持続性は長持ちします。

縮毛矯正までは、ちょっとやりたくないけど、メテオカラーよりはもっとツヤが欲しい、長持ちしたいという方(ケラチントリートメントやヘアマゼランをされていた方)、他店で酸熱トリートメントをやって髪が硬くなってしまった方には、メテオのアルカリ酸熱トリートメントがオススメです。

【2024年4月、5月限定】
Yasu指名のお客様で「カット+カラー+トリートメント」のご予約の方には、無料アップグレードでメテオカラーの体験をして頂いております!!

カット+ケラチン・トリートメントのご予約の方にも、ご希望によって無料アップグレードで、メテオ・アルカリ酸熱トリートメントへ変更も可能となっております!

1度、メテオ・カラーで体験して頂き、ご自身の髪質に合うと感じるようでしたら、持続性の高い、メテオ・アルカリ酸熱トリートメントをオススメしています!

どうぞご利用ください😊

メテオ・アルカリ酸熱トリートメントは何が違うか②

髪のケアにおいて、最適なトリートメントを選ぶことは非常に重要で、お客様に対する影響を考えると、美容師もいつも勉強していないと駄目だと、つくづく実感している日々です。

確かに、金額が高い方が作業行程もたくさんあるし、使用するトリートメント剤も高価なものを何種類も使用しますが、数が多すぎて何が良いのか迷うかと思います。

今日は、「アルカリ酸熱トリートメント」と「酸熱トリートメント」の比較を通じて、メテオ・アルカリ酸熱トリートメントの優れている点に焦点を当てたいと思います。

深いダメージケア

アルカリ酸熱トリートメントは、酸熱トリートメントと比較して、より深いレベルのダメージケアが可能です。アルカリ性の薬剤が髪のキューティクルを適度に開き、トリートメント成分が髪の内部まで深く浸透します。これにより、外部だけでなく内部のダメージまで集中的に修復し、髪の根本的な強化を図ることができます。一方、酸熱トリートメントは髪の表面に作用することが多く、外見の改善には効果的ですが、深いダメージの修復には限界があります。

強化と修復

アルカリ酸熱トリートメントは、髪の内部構造を修復し、同時に強化も行います。熱を加えるプロセスは、トリートメント成分の髪への結合を強化し、長期的な効果をもたらします。これにより、髪は外部の刺激に対してより強く、健康的な状態を維持できるようになります。酸熱トリートメントでは、このような内部からの強化作用は期待できません。

長期的な効果

アルカリ酸熱トリートメントは、その効果が長期間持続するという大きな利点があります。深いレベルで髪を修復し、強化することで、一時的な美しさだけでなく、健康的な髪へと導きます。これにより、トリートメントの頻度を減らすことができ、長期的には髪への負担も軽減されます。

酸熱トリートメントでは、髪の毛が酸性に傾いたまま、繰り返し酸にさらされるので、表面がどんどん硬くなり、やりすぎるとビビり毛になる可能性が問題化されてきています。さらに、内部のダメージに対しては根本的な解決には至りません。

アルカリ酸熱トリートメントの選択理由

これらの比較からも分かるように、アルカリ酸熱トリートメントは、特に深いダメージの修復や、髪の強化を求める方にとって最適な選択肢です。一見すると、酸熱トリートメントも魅力的に思えるかもしれませんが、アルカリ酸熱トリートメントの方が、より根本的で長期的なケアを提供することができます。

そして、艶やかな髪だけではなく、柔らかくしっとり潤いのある髪質に改善されます。ステップ式トリートメントのようなベタベタ感がないのが特徴です。

2ヶ月以上も、トリートメント効果が持続するかたが多くみられます(効果持続を保証するものではありません)

お客様一人ひとりの髪の状態を丁寧に診断し、最適なトリートメントをご提案しています。メテオ・アルカリ酸熱トリートメントによる、未体験のヘアケアをぜひ体験してみてください。皆さんの髪が本来持つ美しさと健康を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

2024年4月〜5月限定特典

☆「カットカラー+3ステップトリートメント」をご予約された方には、「メテオ・カラー+メテオトリートメント」を無料でアップグレードさせていただいています。

☆ケラチン・トリートメントをご予約された方にも、ご希望に添ってですが「メテオ・アルカリ酸熱トリートメント」へ無料でアップグレードさせて頂いております。

☆縮毛矯正のお客様は、「ネオメテオ縮毛矯正」に無料アップグレードさせて頂いております。

※無料アップグレードの条件として、SNSやブログ用、横浜のスタッフの教育用にBefore & Afterの写真を撮らせて頂いております。(顔は写らず後ろ姿です。)

メテオのアルカリ酸熱トリートメントは何が違うのか?

酸熱トリートメントのデメリットというのが、

●やればやるほど、髪が硬くなる。自然な髪のしなやかさがなくなる

●髪がどんどんキシキシ傷んだ感じになる

●酸熱を繰り返した後に、矯正をするとビビり毛になる可能性が高い

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酸熱で失敗されたお客様も多くて、このデメリットがどうも納得いかなかったので、僕のサロンでは酸熱トリートメントは行っていませんでした。

それでは、どうして酸熱が駄目で、今回「アルカリ酸熱トリートメント」は良いのかを簡単に説明させて頂きたいと思います!

酸熱トリートメントは、文字通り「酸性」の薬剤と「高熱」のアイロンで、トリートメント剤を髪の内部に入れてアイロンの熱で、ケラチンなどのアミノ酸を髪の毛の中で結びつける、メーカーによってはキューティクルを溶かして癒着させてツヤツヤに見せるなど、

数をやればやるほど、髪は酸でどんどん収斂していくので、きしみますし、硬くなります

髪の中には残留酸が蓄積して、髪は酸性に傾いたままで、柔らかさには程遠くなります。

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メテオのアルカリ酸熱トリートメントが良いのは

髪の内部の残留物質を、流して、1度髪をリセットしてニュートラルな状態に戻してから施術スタートするところです。

アルカリは悪ではなく、酸も悪ではない。

使い方とバランスが悪いのが駄目なだけなので、

美容師側が、髪の状態をきちんと見極めて、薬剤選定をして、正しく施術するのが大切です。

施術内容

前処理

10.5クリームでチェンジリンスをします。

レブリン酸、グリオキシル酸、グリオキシルロイルカルボシスチン、アルギニンが主のトリートメントクリームで、還元剤が入っていません。残留物質の除去、有効成分補給、処理剤浸透率アップ、毛髪膨潤のための前処理剤として優れています。

そこで、トリートメント剤を塗布します。

メテオGLもレブリン酸、グリオキシル酸、ソルビトール、グリオキシルロイルカルボシスチン、ケラチンアミノ酸、等をバランス良く配合することで、カラーやストレート、パーマでの同時施術が可能になり、アルカリ酸熱トリートメントの主役としてツヤのあるしなやかな仕上がりに導く究極の架橋剤です。

アルカリブーストは、アルギニン、炭酸グアニジン配合で、ph10.5、アルカリ度15mlのアルカリブースト剤です。これが酸熱による過収斂を抑制してくれます。アルカリ酸熱トリートメントの必須アイテムです。

15分放置をして、お湯で濯ぎます。

濯ぎ方も、phをゆっくり徐々に下げていきたいので、ph7.0からph4.5をチェンジリンスをして、毛髪の中に入ったトリートメント成分を閉じ込めていきます。

アイロン前の丁寧なブローが大切で、しっかり脱水させて、ダメージを最小限に抑え、ダメージ予防につながります。

アイロンの注意点は、繰り返ししすぎない、プレスしすぎない。ここで完全脱水することで、処理剤の結晶化、脱水による結合強化が期待できます!

トータルで作業は13〜14行程あり、ミディアムの長さで60分強かかります。

ケラチン・トリートメントとヘアマゼラン、それぞれメリットもありますが、このアルカリ酸熱トリートメントは、しなやかさ、重たくないのに、しっとりな感じは、前者の2つを超えるかなと思います。

引き続き、パーマ毛にはヘアマゼラン、時短で手っ取り早く髪質改善したい場合にはケラチン・トリートメントを併用していきます!

写真は、横浜のサロンで勉強会をしたアルカリ酸熱トリートメントの仕上がりです。

こちらの動画と同じ薬剤、同じ手順で施術しています↓

ネオメテオの縮毛矯正が優れている理由

美容師界隈で、話題になっています!

メテオシリーズが何故優れているのか?

従来の縮毛矯正は、基本アルカリ性です。

施術前に、薬剤を選ぶ時には、大体が3種類の矯正剤(チオグリコール酸)の中から選びます。

クセの強い人  ← スーパーハード ph 9.0
クセが普通   ← ハード ph 9.0
ダメージがある ← ソフトタイプ ph 8.4

しかし、どれもアルカリ度は高いので、繰り返し白髪染めをしている髪や、アンチエイジング(加齢)による細い髪だと、アルカリによって髪が膨張しすぎて、髪がゴワゴワ、酷いときにはビビり毛になってしまう場合もありました。

(今でも、ほとんどの美容室は、アルカリ性(チオ)の上記の3種類の矯正剤で頑張っているようです)

弱酸性の縮毛矯正ですと、髪が膨張しない分、ダメージは少ないのですが、還元剤が毛の中心まで充分に届かないので、1ヶ月後にはクセが戻ったり、思ったよりクセが伸びないなどがありました。

髪を傷めずに、きっちりシスチン結合のS-1, S-2を切るためには還元力が大切です。

アルカリによる軟化(毛の膨張)
還元剤による還元力

従来の矯正剤では、還元力を上げようと思うと、必ずph値も上げなければならず、細毛や白髪染めを繰り返している髪だと、髪が膨張しすぎてしまい悩み所でした。

この軟化と還元力、2つのバランスを自由自在に調合できるように、僕の場合は、リケラストレート(還元剤はGMT)、pH値の調整でKaminokiokuやソニルEXPの薬剤を調合して、個々のお客様の髪質とダメージレベルに合わせて行っていました。

その考え方を、もっと幅広い髪の状態に合わせ、もっと自由度が高く薬剤を調合することができるような薬剤が出ました。

銀座界隈でカリスマ美容師と言われる方々が、監修してできた薬剤で、メテオというブランドが立ち上がりました。

アルカリ性、中性、酸性の3つのトリートメントに、還元剤を調合して、その髪の状態に合わせて調合するというコンセプトなので、これ、本当に便利です。今までの苦労が全部(良い意味で)崩れ落ちました(笑)

メテオストレート、ネオメテオ縮毛矯正などで検索して調べてみてください!

ロングはこちらが参考になるかと思います。↓

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Chat GPTに聞いてみました↓

ネオメテオストレートは、薬剤の酸性成分が髪に優しく働き、髪のダメージを最小限に抑えながら自然なストレートヘアを実現する技術です。髪質やクセに応じた個別の施術で、ツヤやサラサラ感を与え、手触りの良い美しい髪へ導きます。

ネオメテオストレートは、NOT銀座の長門正樹氏とアルテマ志賀氏が共同開発した、最新の縮毛矯正技術です。独自の薬剤と技術により、髪の毛へのダメージを最小限に抑えながら、美しいストレートヘアを実現することができます。

ネオメテオストレートは、ストレート&パーマ2剤に20%添加し、最低10分を目安に放置します。放置終了3-5分前にメテオを再塗布するとさらに効果的です。

ネオメテオトリートメントは、NOT銀座のオーナーである長門政和さんが開発された最新の酸熱成分でつくられたトリートメント剤です。従来のデメリットがないMETEOトリートメントはほとんどの髪質の方に効果がありますが、特に縮毛矯正などの毛髪内部の結合を移動させる施術をされている方にはとても効果が高いです。

2024年4月からの新メニュー

① プレミアム・レディースシェーブ 5,000円(50分)

通常のレディースシェーブ(3,500円30分)に加えて、
・スチーム(蒸気)をあてながらのお顔剃り
・カミソリの刃は、当りの優しい敏感肌用を使用

・シートマスク(パック)で仕上げます。
ヒト&植物幹細胞エキスダブル配合!
1枚で肌が潤いで満たされるリッチマスク使用

② 耳掃除

耳掃除1,000円(5分x2 )に加え

耳掃除+耳エステ 2,000円(10分x2 )
耳〜耳の周りのマッサージを加えた20分コース
2種類の太さの綿棒
ライト付きのピンセット
竹の耳かき
ガチョウの毛でできた梵天
耳専用のローション使用

今後、耳ツボマッサージを加えた、プレミアム耳掃除3,500円35分も予定しています。

③ クイック白髪染め

目立つTゾーンだけ、カラー剤のリタッチをします。

アリミノのカラーストーリー プライムは白髪のある髪に特化した薬剤です。
クイックタイプは放置時間10分で染まるので、シャンプーブロー込みで60分以内で終わります(カット無しの場合)

④ メテオストレート

詳しくはこちら↓

⑤ メテオ・アルカリ酸熱トリートメント

詳しくはこちら↓

⑥ メテオカラー

カラー剤に、トリートメント剤を一緒に混ぜて、カラーの発色もキレイにできるという、アルカリ酸熱トリートメントの成分も同時にできるという優れものです。

カラー剤にメテオGLを足して、同時に行います。

メテオGLは、レブリン酸、グリオキシル酸、ソルビトール、グリオキシルロイルカルボシスチン、ケラチンアミノ酸、等をバランス良く配合することで、カラーやストレート、パーマでの同時施術が可能になり、アルカリ酸熱トリートメントの主役としてツヤのあるしなやかな仕上がりに導く究極の架橋剤です。

昔ながらのチオグリコール酸で行う縮毛矯正の2剤の代わりに、酸化剤としてカラー剤を塗布してしまうと、アルカリ(チオ)の上にアルカリ(カラー剤)を20分以上も載せてしまうと、髪が膨張しすぎてダメージになってしまうので注意です。

弱酸性で行う縮毛矯正の場合、2剤の代わりに、メテオカラーを塗布できるので、縮毛矯正とカラーを同時施術できるのです!

ご予約は、ライン経由で、予約アプリからご予約ください!

自宅でご自身で白髪染めをする注意点!

市販されているカラー剤は、強いと認識して頂きたいと思います。

染まりにくい髪(剛毛、黒々していて、1本の髪が太い、量も多い、水を弾きやすい毛質)髪でも、そまるように作ってあるので

細くて傷みやすい毛質の方

顔周りや生え際が細くてコシがない髪は、本当に傷みやすいので注意して下さい。

根本が2cm伸びてきた白髪は

伸びてきた2cmだけ染めるように心がけて下さい。

5mmくらいはみ出ても良いですが、薬剤が残ったからもったいないと、毛先まで塗ると、もう髪はボロボロ&ゴワゴワになってしまいます。

そこに縮毛矯正をかけたら、絶対にビビります

詳しくは、前記事の投稿をご覧下さい

この理屈と同じで、伸びたところだけ、カラーが必要な所だけに塗っていかないと、髪は想像以上にダメージになります。

僕のお客様で、「使わない歯ブラシで塗る」という方がいましたが、立派です!

見える部分のTラインだけ塗るようにして、全体を塗る時は美容室でお願いして下さい!

Tゾーンだけのカラーをメニューに取り入れています。

〇当サロンでカラーをされた方で、前回の施術から28日以内

〇おでこの生え際〜もみ上げ、分け目のTゾーンのカラーリタッチです。

〇2ヶ月連続では使用できません。

〇シャンプーブロー込み 7,500円→6,500円

〇クイックタイプのカラー剤を使用するので、シャンプーブロー込みで60分程度で終わります。

ご予約やご相談は、メールフォームからいつでもお気軽にお問い合わせください。お待ちしております!

どうして縮毛矯正をかけるたびに、毛先が縮れる(ビビり毛になる)のか?

もう20年も前から、ビビり毛で悩むお客様と一緒に、研究と実験を繰り返してきました。

本当に、近年は薬剤の進歩が凄まじく、かなり良い状態まで修復できるようになりました。

基本、傷んだ髪は切り落とすまで直らないというのが常識なので

ビビり毛も1度の施術では直らず、半年〜1年と、時間をかけてゆっくりとジワジワ良い状態をキープし

更に、頭皮の状態も良くして、新しく生えてくる髪も育てて行き、早く新生毛が伸びて、早く毛先の傷んだ髪をカットできる状態にもっていくのが理想かなと思います。

そもそもですが、日本全国の美容師には、きちんと薬剤を勉強して、ビビり毛を作らない仕事をするようになって欲しいです。

特に札幌では、縮毛矯正をかけてから、ゴワゴワ&チリチリな髪に傷んだというお客様が多いように感じられます。

どうしてビビり毛になるのか?

1本の毛の構造が、海苔巻きのようなんですね

カッパ巻きを例に取った場合、

キューティクルは海苔

コルテックスはお米

メデュラはキュウリ

1度、縮毛矯正をかけた髪は、ご飯の部分が半分流出してしまいます。

同じ箇所に、再度、縮毛矯正の薬剤を塗布したら、ご飯の部分は全て流出してしまいます。

海苔巻きのご飯が全部無くなったら、周りの海苔はシワシワになってしまいますね💦

それが、ビビり毛なのです。

特に、リタッチの場合の縮毛矯正は…

地毛が伸びた根本の部分、前回縮毛矯正をかけた部分、前々回縮毛矯正をかけた部分、そこを強さの違う薬剤で塗り分けないといけないのです。

もっと、細かく言えば、全部の髪の長さが30cmあるとします。

根本から10cmが地毛でバージン毛、中間部の10cmが前回矯正をかけた部分、毛先10cmは前々回に矯正をかけた部分。

その髪のダメージに合わせて、3種類の薬剤を作って、塗り分けの作業が必要です。

アルカリも酸性も関係なく、全ての還元剤(パーマ液)を塗布したらビビります。

ビビり毛になる原因

ビビり毛になる原因の一つとして、同じ強さの薬剤で、根本も中間も毛先も、根本から毛先まで一気に塗ってしまうと必ずビビります。

あとは、アイロン操作の時に、水分が多すぎてジューと言うと、水蒸気爆発を起こしているので、髪の毛の中のタンパク質が破壊されてビビり毛になります。

酸性ストレートはトリートメントではない

酸性ストレートを、傷まない魔法の矯正剤って勘違いしている美容師がおおくて、トリートメントのようにベタベタ塗布して、ビビってしまうパターンが多いです。

実は、アルカリの薬剤とまた違った難しい性質の薬剤が酸性矯正なので、要取り扱い注意の矯正の薬剤です。

地毛の伸びた部分だけに「適した矯正剤」でかけること、

前回かけたストレート部分には、ダメージレベルに合わせて薬剤を選定すること、還元剤は使用しない時の方が多いです。

ビビり毛にはアルカリや酸性に関わらず、矯正剤は危険なので塗布しないこと。

この三つを面倒くさがらずに丁寧に丁寧に施術しないと、綺麗なストレートにはならないので注意が必要です。

札幌の美容室で失敗された方のお直しをしています。

縮毛矯正でお悩みの方は、是非ともご相談下さい。

こちらの渡邉先生が使用している理論と薬剤と、ほぼほぼ同じものを使用しています。