より正確なカットをするためにお願いがあります。

スキバサミで、ガチャガチャとカットラインを壊してしまうカットですと、どうでも良いのでしょうが…

イメージで描いているヘアスタイルに向かってカットをするとなると、正確なカットとカットラインが大切になってきます。

1ミリの誤差を、10回すくってカットしたら1センチの誤差になりますし…

角度が1度違うだけで、1m先でのずれは

d=1*sin1°=1*0.0175=0.0175(m)

約1.8cmずれることになります。

なので、カットの最中は、足を組まないでください🙇

足を組むと、片方のお尻に体重がかかり、肩の角度が1度どころか、5度以上は傾くのではないかと思うのですよ💦

グレーの線が左肩、黒い線が右肩です。かなりのズレがあります。これでは、左右対称の正確なカットは不可能ですね💦

5度ずれれば1m先で 1*sin(5°)≒0.087=8.7cmの誤差が出てきます。

カラーやパーマ、ブローの最中は足を組んでも全然大丈夫です!

カットをしている間だけでも、ご協力頂けると助かります!

長持ちをする正確なカットで、お願いがあります。

後頭下部から毛渦部にかけてカットするときに、

以下の動画の切り抜きのように、下を向いて頂きながら、カットをすると、

顔が起き上がった時に、首の皮膚が内側に入るので、内側の短い毛が出てこないのです。

銀座NOT 長門氏

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上を向いてもらって、襟足の毛が前に出てこないようにチェックをして、再度下を向いて頂くことによって、顔周りの毛をチェックすることができます。

JEWIL 原宿 佐藤氏
銀座NOT 長門氏

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レザーカットの見直し

最近の流行で、特にショートスタイルに関しては、襟足だけでもレザーを使う傾向にあります。ハサミやスキバサミだけでは、どうしても表現できないニュアンスなどは、レザーの出番です。

デメリットは「傷む」ということでしたが、これも、レザーの刃を使い回しにしていて、ケチって切れない刃を取り替えず、無理矢理むしり取るようなカミソリの使い方をしていたために、毛先が千切れてしまってダメージの原因になっていました。

最近はレザーカットが見直されて、毎回お客様事に、新品の刃でレザーカットを行うことにより、デメリットはなくなり、メリットを充分に発揮できるようになりました。

僕は理容出身なので、レザーカットは30年前に教わっていました。その時は、毎回必ず新品の刃で行うようにと教わっていたので、今でもその習慣は身についています。当時、レザーカットはかなり研究していました!

低料金の美容室や床屋でのレザーカットは注意が必要かもしれません💦