どうして縮毛矯正をかけるたびに、毛先が縮れる(ビビり毛になる)のか?

もう20年も前から、ビビり毛で悩むお客様と一緒に、研究と実験を繰り返してきました。

本当に、近年は薬剤の進歩が凄まじく、かなり良い状態まで修復できるようになりました。

基本、傷んだ髪は切り落とすまで直らないというのが常識なので

ビビり毛も1度の施術では直らず、半年〜1年と、時間をかけてゆっくりとジワジワ良い状態をキープし

更に、頭皮の状態も良くして、新しく生えてくる髪も育てて行き、早く新生毛が伸びて、早く毛先の傷んだ髪をカットできる状態にもっていくのが理想かなと思います。

そもそもですが、日本全国の美容師には、きちんと薬剤を勉強して、ビビり毛を作らない仕事をするようになって欲しいです。

特に札幌では、縮毛矯正をかけてから、ゴワゴワ&チリチリな髪に傷んだというお客様が多いように感じられます。

どうしてビビり毛になるのか?

1本の毛の構造が、海苔巻きのようなんですね

カッパ巻きを例に取った場合、

キューティクルは海苔

コルテックスはお米

メデュラはキュウリ

1度、縮毛矯正をかけた髪は、ご飯の部分が半分流出してしまいます。

同じ箇所に、再度、縮毛矯正の薬剤を塗布したら、ご飯の部分は全て流出してしまいます。

海苔巻きのご飯が全部無くなったら、周りの海苔はシワシワになってしまいますね💦

それが、ビビり毛なのです。

特に、リタッチの場合の縮毛矯正は…

地毛が伸びた根本の部分、前回縮毛矯正をかけた部分、前々回縮毛矯正をかけた部分、そこを強さの違う薬剤で塗り分けないといけないのです。

もっと、細かく言えば、全部の髪の長さが30cmあるとします。

根本から10cmが地毛でバージン毛、中間部の10cmが前回矯正をかけた部分、毛先10cmは前々回に矯正をかけた部分。

その髪のダメージに合わせて、3種類の薬剤を作って、塗り分けの作業が必要です。

アルカリも酸性も関係なく、全ての還元剤(パーマ液)を塗布したらビビります。

ビビり毛になる原因

ビビり毛になる原因の一つとして、同じ強さの薬剤で、根本も中間も毛先も、根本から毛先まで一気に塗ってしまうと必ずビビります。

あとは、アイロン操作の時に、水分が多すぎてジューと言うと、水蒸気爆発を起こしているので、髪の毛の中のタンパク質が破壊されてビビり毛になります。

酸性ストレートはトリートメントではない

酸性ストレートを、傷まない魔法の矯正剤って勘違いしている美容師がおおくて、トリートメントのようにベタベタ塗布して、ビビってしまうパターンが多いです。

実は、アルカリの薬剤とまた違った難しい性質の薬剤が酸性矯正なので、要取り扱い注意の矯正の薬剤です。

地毛の伸びた部分だけに「適した矯正剤」でかけること、

前回かけたストレート部分には、ダメージレベルに合わせて薬剤を選定すること、還元剤は使用しない時の方が多いです。

ビビり毛にはアルカリや酸性に関わらず、矯正剤は危険なので塗布しないこと。

この三つを面倒くさがらずに丁寧に丁寧に施術しないと、綺麗なストレートにはならないので注意が必要です。

札幌の美容室で失敗された方のお直しをしています。

縮毛矯正でお悩みの方は、是非ともご相談下さい。

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こちらの渡邉先生が使用している理論と薬剤と、ほぼほぼ同じものを使用しています。

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